こんにちは、本ブログを運営している理系しまびとです。
留学相談を受けている中で、奨学金に関する質問がたくさんあります。
今回は、「奨学金情報がほしいです!」という声にお応えして、海外大学院進学者対象の奨学金をまとめました。
留学において金銭的な問題はつきものですよね。
実は各自のケースに該当する奨学金は限られていますが、分野や国によって多くの奨学金があります。
応募要件や〆切は変更する可能性がありますので、その都度調べて頂ければと思います。
僕は海外大学院独自のFellowshipを頂いているため、現在奨学財団からの支援は受けていません。
PhDであれば給与としてもらうことができるので、必須ではありませんが経歴やネットワークを作るうえで奨学金を受給しておくに越したことはないと思います。

JASSO(海外大学院学位取得型)
日本学生支援機構というだけあって採用人数が多く、分野の枠も広い奨学金です。
僕はTOEFLが足りずに断念してしまいましたが、要件を満たせる人はぜひチャレンジしてみてください。
月額:8万9000円~14万8000円
給付期間:修士2年、博士原則3年
語学要件:TOEFL100点(留学先によって要件あり)
採用人数:約100名
〆切:10月中旬
British Council Japan IELTS Award
月額の奨学金ではありませんが、対象となる方はぜひ応募してみてください。
IELTS大使としてIELTSと留学の広報のお手伝いが必要となります。
全給付額:30万円
応募要件:オーバーオー ルスコアで6.0以上
採用人数:4名
〆切:6月中旬~下旬
フルブライト奨学金
アメリカに留学する方向けの奨学金です。
大学院留学と大学院博士論文研究プログラムがあり、日本の博士課程の学生も応募できます。
この奨学金には、帰国後2年間の自国滞在義務があります。
専攻については以下の通りです。
自然・応用科学分野に関連する研究計画の場合は、人文・社会科学分野を主眼とした学際的研究で、かつ政策、社会、または倫理に関わるもののみ応募対象
月額:生活費として $1280~$2065。他にも住宅手当や図書手当等があります。
給付期間:大学院留学は原則2年
語学要件: TOEFL(iBT)80点あるいはIELTS6.0以上
〆切:5月末
船井情報科学振興財団(FFIT)
海外の大学院にPh. D. ・学士取得を目的として留学する日本人学生が対象となっています。
対象専攻は情報科学、情報技術分野を中心に広く理工系分野、生命科学分野、および、経済・経営分野となっています。
理系におすすめの給付型奨学金です。
月額:2500USドル
給付期間:原則2年
採用人数:10名程度
語学要件:とくになし
〆切:9月末
村田海外留学奨学会
ポスドクや助教~准教授も支援している奨学金です。
海外大学院の学位取得のためというより、研究留学全般が対象となっています。
対象専攻は法学、経済学・経営学、理学、工学となっています。
月額:非公開
給付期間:2年間
語学要件:語学試験あり
〆切:8月中旬
平和中島財団
専攻に制限はなく、大学院中心ですが大学学部に留学する方も対象です。
倍率は毎年約15倍です。
月額:20万円
給付期間:2年間
語学要件:TOEFL90(留学先によって現地言語の要件あり)
採用人数:15名
〆切:10月末
中島記念国際交流財団
対象の分野が情報科学、生命科学、経営科学となっています。
月額:20万円
給付期間:修士2年、博士5年
語学要件:とくになし
〆切:8月末
神山財団
こちらはビジネススクールやロースクールへ進学する方向けです。
起業家の方とのコミュニケーションの場も設けて頂けるとのことで、文系でMBA留学を考えている方におすすめですね。
年額:100万円
給付期間:原則2年
語学力要件:なし
〆切:4月初旬
伊藤国際教育交流財団
海外大学院修士課程に正規生として入学を予定している方向けの奨学金です。
専攻分野は問わないということなので、文系の方にもおすすめの奨学金です。
月額:月額US1500~2000ドル相当
給付期間:原則2年
語学力要件:なし
〆切:8月末
ドイツ学術交流会(DAAD)
ドイツに留学する方向けの奨学金です。
ドイツ語の語学留学や短期研究のためも支援しているドイツ学術交流会ですが、博士号取得のための留学の方も対象です。
僕も長期休暇を利用して、研究留学かドイツ語留学をしたいと考えています。
月額 :850 ユーロ(学部卒業生)、1,200 ユーロ(修士号取得者以上)
給付期間:4年間
応募要件:受入れ先によって異なる。英語のみでOKの場合もあり。
〆切:10月初旬
公益財団法人重田教育財団
社会人の方も応募可能で、分野に制限はないようです。
他の奨学金より比較的早い時期に締め切りがあります。
月額:20万円
給付期間:2年間
語学力要件:特になし
採用人数:6名
〆切:6月末
参考ページ一覧(リンクまとめ)
挙げたらキリがないですが、国ごとや地域ごとの、特定の分野ごと奨学金があります。
限られた募集枠の方が倍率が低いことが多いです。
このページにすべてを記載することはしませんが、以下のページをチェックしておけば大体の奨学金は把握できると思います。
海外留学費用の奨学金をくれる団体や公的機関 - 奨学金.Net
まとめ
締め切りの時期はバラバラなので注意が必要です。
該当する奨学金をまとめておくといいと思います。
語学力の要件は留学先によって異なったり、そもそも求めていないものもあります。
英語であればTOEFL80点は最低必要で、100点あれば十分です。
どの奨学金も月額20万円程度が限度のようです。
アメリカであれば、PhDの給与の平均の方が数万円高いと思います。
すこしでも参考になれば幸いです♪
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